キング・カメハメハデー

hawaii
この記事は約3分で読めます。

皆さんはハワイ独自の祝日が3つあるのをご存じでしたか?
ひとつは3月26日の「プリンス・クヒオ デー」
第7代国王カラカウアの養子で日本の学習院で2年間学び、のちに政治家となりアメリカ合衆国議会でハワイ代表を務めた

カラカウア通りに建つクヒオ像

二つ目は8月の第3金曜日「ステートフッド デー」
ハワイ州昇格記念日ともいうべき日で、ハワイがアメリカ合衆国の州として認められた記念日

そして三つ目は、これからお話しします「カメハメハ デー」

キング カメハメハ

それは先週の金曜日6月11日でした
当日はハワイ州観光局が運営する公式ラーニングサイト「アロハプログラム」でZoomによるセミナーを受講しておりました
ここから先は、当日の講師である浅沼正和氏 (ビショップ博物館で日本語ドーセント)の受け売りで失礼します

この6月11日はカメハメハの誕生日でも命日でもなく、歴史専門家でも何故この日か分からないとのこと
カメハメハ大王の孫にあたるカメハメハ5世は、白人勢力の台頭と欧米文化の影響の高まりを憂慮し、ハワイ文化の永続やハワイアンの民族意識の鼓舞などを意図してキング・カメハメハデーを制定したと言われています

最高裁判所前に建つカメハメハ大王像

カメハメハはハワイ王国建国の父であり英雄です
そのカメハメハ大王の生涯を祝う、ハワイ州の祝日であることは間違いないようです

壮大なパレード

近年のカメハメハ デーは、6月11日はハワイ州の学校や公共機関が休みになるほか、前後の週末には各地でパレードや音楽コンサートなど華やかな記念行事が催されます
6月11日に近い金曜日にダウンタウンの最高裁判所前に建つカメハメハ大王像へ、消防車のはしご車を利用してレイを捧げますが、今年は長い棒を使って丁寧に下からかけるというスタイルがとられたようです

例年ははしご車でレイを掛けていました
今年はこのように長い棒で掛けられました

そして祝賀行事を更に華やかにするのは翌日に開催されるフローラルパレードです
メインイベントと言うところでしょうか

ハワイで一番ハワイを感じるパレード

カメハメハ大王をはじめとする王族、戦士たちを模した一団が乗る山車、トロピカルフラワーで飾られた多数の山車、王朝時代の騎馬用の衣装に身を包んだ女性達 (パウライダー)、ブラスバンドなどがダウンタウンからワイキキまでを練り歩きます

赤い民族衣装のパウライダーはハワイ島代表

2021年は昨年に続き、新型コロナウイルスの影響でフローラルパレードなど観衆が密になるイベントは中止されましたが、非公開で行われる式典は、公式ソーシャルメディアから中継されました
また、150周年を迎える2022年には州を挙げて盛大な祝賀イベントを開催することが予定されています

顔がちょっと違うぞ!?

2枚の写真を見比べて頂きたい
下の写真はオアフ島ダウンタウンのカメハメハ大王像

そして下の写真はハワイ島ヒロにある大王像
なんでも「マッチョでハンサムに」の注文で作られたとか

hata Hawaii さんからお借りしました

私はどうも見慣れているからか、オアフ島の方がしっくりしますね
いずれにしろ本人とは、かなりかけ離れていますが…
ちなみに本人の写真ならぬ、肖像画を下に載せますがガッカリしないで下さい

これが偽らざるカメハメハ本人

コメント

タイトルとURLをコピーしました