リムヒイまたはリーヒン
今日はハワイの定番商品でありながら、日本人観光客にはあまり知られていないリムヒイ (リーヒン) についてお話ししましょう
何回もハワイに行っているのに初耳の方も多いと思います
…と言っても私も名前は知っているものの、まだ食べたことはないのです
『あっ、食べた』って言っちゃいましたね、そうでうす食べるものなのです
ワイキキではあまり見かけませんが、ダウンタウンや古いタウンに行くとあるようです
ハワイの駄菓子
中国産の乾燥梅干しに塩や砂糖、リコリス (甘草) などをまぶした「リーヒンムイ」(Li Hing Mui) という駄菓子があります
乾燥させることで水分が失われてクシャッとした梅干しに白い粉(塩など)のかかった駄菓子です
このリーヒンムイを粉末にしたものがリーヒンパウダーです
商品によって原料は異なりますが、ベースは梅やすもも、塩、砂糖、リコリスなどのようです
若干の違いはありますが梅パウダーと言ったところです
酸味料、甘味料、着色料、香料などを使用している商品が多くありますが、オーガニック系のスーパーなどでは天然着色料を使ったものもあるようです
売っているお店は、日本で言えば昔はどこの小学校前には必ずあった駄菓子屋のようなお店です
ハワイではシェイブアイス屋がそれにあたるようです
とってもポピュラーな味
ひと言で表現すると「甘じょっぱい」
「初めて食べた時は美味しいと感じなかったのに、後からやみつきになった」という人が多い不思議な食べ物
要するに「くせになる味」のようです
強烈な梅干しの風味に加えて、甘くて酸っぱくて、ほのかに塩辛い、何とも独特な中華風味の癖になる味のようです
本来であれば、一度でも食したものをブログにアップすべきですが、どうしても皆さんに紹介したくて調べたついでにブログにしてしまいました
次回はチャレンジしてみます!
その食べ方
どうやらリムヒイ単体で口にすることは少なく、通常はリーヒンパウダーとしてフルーツなどにまぶして使うようです
スイカやトマトの味を引き立てて美味しさをアップする塩と同じく、リーヒンパウダーも”引き立て役”なのですね
また最近はシェイブアイスやアイスクリームに振りかけたり、パイナップルやマンゴーにまぶしたりもするようです
スーパーやコンビニなどでは、リーヒンパウダーをまぶしたグミやドライフルーツ、あられ煎餅やチョコレートなどが売られているのを見たことがあります
リーヒンパウダーをまぶした、真っ赤なパイナップルを初めて見たときは、ちょっと「ギョッ」としましたが、パイナップルの酸味がリヒムイ風味とあいまって、随分まろやかに抑えられていて、これはかなり美味しい…とは体験者の談です
ジップロックにお気に入りのスナック類を入れ、例えばポップコーンやポテトチップス、そして柿のタネを入れ、そこに少しリーヒンパウダーを加えて口を閉じてシャカ、シャカ振れば出来上がりです
マラサダで有名なレナーズでも、リーヒンマラサダ (右側) もあるようです
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