ハワイ語禁止から復活へ

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ハワイ語禁止の時代

古代ハワイアンの人々の間で使われてきた「ハワイ語」は、今では英語とともにハワイ州の公用語に指定されています
今日はハワイのさまざまな場所で見かけたり、耳にすることの多いハワイ語についてお話ししましょう

もともと文字を持たなった古代ハワイアンは19世紀前半にハワイにやって来た宣教師たちがハワイ語の音を聞き、アルファベッドに置き換えて表したことが文字の始まりだとされています
文字としてのハワイ語は12文字のアルファベット (a、e、i、o、uの5つの母音とh、k、l、m、n、p、wの7つの子音)の組み合わせからなります
1893年にハワイ王国が滅亡し1898年にアメリカがハワイを併合すると、教育の場でハワイ語の使用が禁止になり、次第にハワイ語の文化も途絶えてしまいました

そしてハワイ語復活

ハワイ語の復活は1970年代頃から始まります
当時、公民権運動が盛んになり、伝統のあるハワイ語を次世代に残すため復興しようとする声が高まりました
英語とならびハワイ語がハワイ州の公用語として制定されたのは1978年と比較的最近です
一度失いかけたハワイ語を後世に残そうと、現在のハワイではハワイ語教育が取り入れられているそうです
ハワイでは今月は『ハワイ語月間』です
ハワイ語を学ぶクラスが開設されたり、ハワイのファミレス「ジッピーズ」でも、メニューがハワイ語で書かれたりと、州をあげて絶滅が危惧されているハワイ語を守り、人々がより積極的にハワイ語を学べる環境を作ろうとしています
ハワイ語は基本的には、そのまま単純にローマ字読みができます
従って、我々日本人には馴染み易いのでしょうし、その発音も他の外国人より日本人は上手いと言われます

使ってみようハワイ語

先ずは挨拶から、お馴染みの「Aloha」
その意味は「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」などなどあり、取り合えずアロハを言っておけば何とかなります

次に「Mahalo」(マハロ) は「ありがとう」など感謝の意味ですね
「E Komo Mai」(エ・コモ・マイ) は「ようこそ」「いらっしゃい」のことです
東京ディズニーランドのアトラクションでも「魅惑のチキルーム:ステッチ・プレゼンツ”アロハ・エ・コモ・マイ!”」があります

地名と意味
ハワイと言えばワイキキ、ワイキキの意味は?…と聞かれてスッと答えられたらカッコイイ
Wai (水) Kiki (湧き出る)その昔はきれいな水が湧き出ていたのでしょう

改めてみて調べてみると、Wai の付く地名が多くあります
オアフ島だけでもワイマナロ、ワイパフ、ワイメア、ワイアルア、ワイケレ、ワイアナエ、アラワイとたくさんあります
Hono (入江) Lulu (穏やかな) であり、
Ala (路) Moana (海) であり、
Hana
(湾)
Uma (曲がった) であります

良く使われるハワイ語
Makaiは (海側) でMaukaは (山側)
Kaneは (男性) でWahineは (女性)
Keikiは (子供) でOhanaは (家族)

Mahinaは (月)、Anuenueは (虹)
Ahiは (まぐろ)、Honuは (ウミガメ)
Naiaは (イルカ)

ちなみに、私の孫の名前はナイアです

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