フラのお話しをしましょう

hawaii
この記事は約3分で読めます。

古代ハワイには文字がなかった

西欧人が渡来するまではハワイには文字が無くアロハで代表されるハワイ語のみでした
その言葉に振りをつけたのがフラ (hula)になる訳です
従ってフラには先祖よりの言伝えを物語にしたものが多くあります

アロハプログラム出典

19 世紀前半、宣教師は言語を文字 (アルファベット)によって表しましたが、古来の言葉をアルファベットで表すと、母音(AEIOU)と子音(HKLMNPW)のわずか12文字になり日本人にはなじみ深いローマ字読みで読む事が出来ます
ですからハワイ語のスペルにはBCD…Zなどは出てきません
現在ハワイでは英語が日常語です、古くからのハワイ語は Aloha(こんにちは)Mahalo(ありがとう)などのごく一部しか使われていません
Waikiki ( 水沸き出でるところ )、Honolulu ( 穏やかな湾 )など地名や通りの名称にも使われています

フラは神聖なる踊り

古来ハワイにおいてフラは、火山の神ペレ ( Pele )に捧げる踊りとして始まったとされています
 フラの女神とされているのはラカ (Laka)であるともされていますが、火の神ペレの妹であるヒイアカ ( Hi’iaka )がペレの怒りを鎮めるために元来始めた踊りがフラの始まりであるともされています

キム・テイラー・リース出典

フラ ( hula )は一般的には踊りという意味で用いられていますが、ただの踊りではなくダンスや演奏、詠唱・歌唱の全てが含まれていると言われています
フラは文字がなかった頃から人々が精霊や自然への感謝や祈りなどを伝えるため、伝統のある神聖な踊りとして受け継がれてきました

フラ禁止令

皆さんはフラが禁止されていた
…と言っても信じがたいと思いますが、実際に 19 世紀に西洋からの宣教師によって「野蛮でみだらな踊り」として禁止されていました
1874 年、伝統文化復興を進めるデビッド・カラカウア王によって禁止令が解かれました

デビッド・カラカウア王

彼は芸術や文化に深い理解を示し「陽気な王様」 ( メリー・モナーク )として国民からも愛されました、私も大好きな王さまです

古代と現代、二つのフラ

フラには大きく分けてカヒコ ( Kahiko )アウアナ ( auana )の二つあります
カヒコはハワイ語で「古典」「古代の」という意味で、一方アウアナは「現代」「新しいスタイルの」の意味があるようです
下のイラストが非常にわかりやすく書かれていますのでお借りしました

Laulax 出典

この二つのフラの特徴はいくつかありますが、判りやすく言えば以下の違いです

①《衣装》カヒコは古典で宗教的なフラですので、ティーリーフに代表される木の葉などの自然の物が多くあります
アウアナはムームーなど色とりどりで美しく華やかです、またパールのネックレスなどのアクセサリーも使われます

②《楽器》カヒコは神話・伝説など神への賛歌を起源としいるためパフやイプなどの打楽器がメインとなります
アウアナはウクレレ・ギターなど美しい旋律のある楽器を使用して優雅に踊られます

③《歌唱》カヒコはメレ(詠唱)が唱えられ宗教的行為としてマラエ (祭壇)に奉納されることもあり、王朝への賛歌や大地と自然への詩などハワイの歴史と文化などの要素を多く含んでいます
アウアナは男女間の愛やフラの元となった自然への感謝の詞をのせた楽曲を時にはハワイ語だけでなく英語を取り入れた曲などさまざまなものが選ばれています、そして踊りの間微笑みを絶やさないのもアウアナの大きな特徴ですね

第38回 キング カメハメハ フラコンペディション

「フラ」と聞いて多くの人がイメージする踊りは後者のアウアナかと思われます
皆さんにとって馴染み深いものかもしれません
ハワイに行った際にショーでよく目にするのもアウアナです、またレパートリーは固定されておらず新作も創られ続けています

コメント

タイトルとURLをコピーしました