伝説のデューク カハナモク

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2020 東京オリンピック

このコロナ禍がなければ、今頃はオリンピックで連日TVの前から離れられないのではないでしょうか
あと 364 日後が開会式です、そこで今日はオリンピックに係わるハワイの英雄をご紹介しましょう

近代サーフィンの父

さて皆さん、この写真の人をご存知でしょうか

デューク・カハナモク(Duke Paoa Kahinu Mokoe Hulikohola Kahanamoku)1890-1968年、オアフ島ホノルルの生まれ


ワイキキの一等地に立派な銅像が建っているのを見たことはありますか

中央の赤丸がカハナモク像

今では観光客の絶好の撮影スポットになっており、そしてその広げた両腕にはいつも綺麗なレイが掛けられています
《この像の前にライブカメラがあり、その映像を日本でもオンタイムで観ることが出来るようです》

そんなデュークについて知っている人はそれほど多くないと思いますので、今回はぜひ彼を紹介したいと思います

実は彼は近代サーフィンの父なのです
9人兄弟(5人の兄弟、3人の姉妹)で幼い頃からアウトリガー・カヌーや水泳に親しんでいました
ヒルトンホテル前のビーチが主な遊び場だったようです(今でもここはカハナモク・ビーチと呼ばれています)

22歳頃のデューク・カハナモク

オリンピックメダリスト

青年の頃のデュークの仕事はビーチボーイでした、早く言えば監視員で仕事柄泳ぐことはワイキキでは彼の右に出る人はいなかったと言われています
その頃のサーフィンはロングボードと言って4mくらいの長いボードでした

水泳大会で好成績をあげ、ついにデューク・カハナモクはオリンピックにアメリカ代表の競泳の選手として出場することになり、何とその後3大会で3つの金メダルと2つの銀メダルを獲るハワイの、いやアメリカの英雄になりました
引退後はハリウッドに移り俳優として映画30本に出演、そして後年彼の偉業を称えるために 1990 年に生誕100年を記念してワイキキに銅像が建立されました
ちなみに 1964 年の東京オリンピックにはスペシャルゲストとして招かれています

サーフィンの雑誌の表紙を飾る
晩年のデューク

そして 1968 年デューク 78 歳の時、海を愛したデューク・カハナモクは船の上でその生涯を終えました

今でも…

今でも彼の名を冠したものは、ワイキキビーチを見渡す Outrigger Waikiki(アウトリガー ワイキキ)のレストラン「Duke’s(ディークス)やカラカウア通りからクヒオ通りへ抜けるWaikiki Beachcomber(ワイキキ・ビーチコマー)脇の細い道は「Duke’s Lane(デュークス レーン)、またビンテージ・ハワイアン・シャツのラベルだったりウクレレのブランドだったりといろいろなところで Duke の名前があります

オリンピックまであと1年に際し、ふと Duke Kahanamoku の偉大な名前を思い出しました

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