先に進めないハワイ鉄道建設

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今までの経緯

この鉄道建設は、慢性的な交通渋滞を緩和するために、2014年12月から始まった計画です
オアフ島の東西を走るフリーウェイH-1は、朝夕のラッシュ時にこの道路を通った方なら経験済みのことと思います

オアフ島で建設中の鉄道「ホノルル レール トランジット」(Honolulu Rail Transit) ルートは…
ホノルルの西、オアフ島の第2の都市と呼ばれ、近年新興住宅地として目覚ましい発展中の①カポレイが始発駅です
②のパールシティ③のダニエル・K・イノウエ国際空港を経て④のアラモアナセンターまでの32Km、21駅、当初の予定では2018年に全線開通でしたが、大幅に遅れでいますし今後も更に遅れそうです

現在の状況は?

カポレイ地区からアロハスタジアムの区間で駅舎の建設なども完成しており、年末までには一部の区間での運行を開始することができる可能性があります…と言っていますが

ただし、鉄道の運行開始にはいくつかの問題点も出てきております
構造上の問題、ルートの問題、資金の問題などが確認されており、問題を解決することができれば、空港近くのカリヒ・トランジットセンター(バスターミナル)までは開通しそうです

しかし [ここが重要です !! ] その先のダウンタウンからアラモアナまでの開通に全くめどが立っていないのが現状です
アラモアナまでの開通目標は2031年3月とされていますが、果たして10年後に開通出来るのでしょうか

1964年 (東京オリンピックの年) に東海道新幹線が開通しました
東京と新大阪の515.4Kmの路線距離の鉄道建設が完成するのに要した年月はわずか5年半足らずでした、それに比較するのは酷なのでしょうか?

今後の見通し

地元の一部では以下のように手厳しくレポートしています
問題は空港近くのカリヒ・トランジットセンター先には、地下の巨大な水道管や道路脇を走る高電圧線の撤去などの諸問題が目前に迫っています
でも、これらは当初から分かっていたことです、計画の杜撰さが露呈しました
それにも増して建設を完成させる予算もプランもありません
鉄道建設の係わる使途不明金を追求した会計監査委員が解雇されるなど、内情を知れば知るほど「お先真っ暗感」がありますね

資金の打開策がホテル税の値上げなのです
現在のホテル税は宿泊料金の10.25%です3%値上げされ13.25%
これにハワイ州の消費税4.712%と合わせると17.962%となりそうです

この値上げは現在、議会の承認待ちになっています
さらに私たち旅行者は、チェックアウト時にリゾートフィーなるものの請求を受けます
このリゾートフィーの金額はホテルによっても違いがありますが、一室$20~$40に日数を乗じた金額+州税
私たちにとっても旅費的には、以前のように気軽にハワイに行く訳にはいかないですね、これからは相当な金銭的な覚悟が必要となります

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