日系人が多いハワイ
日本からハワイへの移民の始まりは1868年、150名ほどの移民が横浜からサイオト号でホノルルに到着しますが、幕末の混乱の中で集められた人々は、職人と禄を失った武士が中心だったため農園での労働には向かず40名が帰国しています
その後、明治政府が正式に認めた官約移民が開始され、1893年にハワイ王国が終わりを告げるまでに、政府間で約2万9千人余りの日本人移民が移住しました
そして、1920年 (大正9年) には、ハワイ準州の人口の中で日系人の占める割合が全体の42.7%にまでになりました
これだけ多くなった日本人たちはコミニティーを築き、経済界は元より政治にも大きな影響力を持つようになりました
日本人が持ち込んだもの
ハワイでの移民では中国人、ポルトガル人も多く数々の文化も残しています
中国は食文化などチャイナタウンで大きなものを残しました
そして、今でも旧正月のライオンダンス (中国風獅子舞い) などはその一例と言えます
ポルトガル人もウクレレやマラサダなど今日のハワイに無くてはならないものを残しました
一方、日本人はアロハシャツ、シェイブアイス、盆ダンス、むすび、もちなど様々な文化を残しております
中でもハワイ金刀比羅神社・太宰府天満宮・ハワイ大神宮・ハワイ石鎚神社・本願寺ハワイ別院など神社仏閣は数えたらきりがありません
これらは母国を遠く離れた日系人にとって、精神的なよりどころとして多くな役割を果たしたことでしょう
また、寺院ではありませんが、墓地に併設する記念碑として平等院や金閣寺などもあります
初詣は布哇出雲大社
ハワイはすでにコロナ開けと言っても良いくらい、通常に戻っております
従って、今年のTV番組ではハワイ特番が数多くありました
先日もとんねるずの木梨憲武やバナナマンの日村勇紀などがオアフ入りしていました (多分昨年秋に撮影されてものでしょう)
中でもダウンタウンのハワイ出雲大社は各番組で取り上げており、人気の高さが伺えます
私も秋祭りほか何度か行ったことがありますが、初詣は未だに行ったことがありません
布哇出雲大社の歴史は古く1907年には社殿が完成し、現在の大社造りの社殿が完成したのが1922年
1941年12月の日米開戦により全活動を休止させられ、社殿も政府に没収されてしまいます
そして、神職やその家族は拘束され社殿は管理者を失いました
1969年にヌウアヌ川のほとりの現在の場所に移転し今日に至っています
以下の動画と写真はダウンタウン在住の tiggerさんのブログからお借りしました
大晦日の夜から境内は参拝者の姿がチラホラ見られました
コロナ前に比べると、新年の訪れと同時に参拝する人の数が大きく減っています
例年は午前0時を過ぎると絶え間なく参拝者が訪れる神社でしたが、今年は20分もすると人が絶えて並ぶ人もいない寂しい初詣でした
ワイキキで福袋
日本のものは何でもあるハワイ
お正月関連で言えば、門松、おせち料理、そして「福袋」
今や日本のお正月に無くてはならないものになった感があります福袋
ハワイでも例外ではありません
昨今、FUKUBUKUROはローカルの方々にも受け入れられ、ロイヤルハワイアンセンターやインターナショナルマーケットプレイス、アラモアナセンターなどショッピングモールの各店で売られています
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