ワイキキの裏側
「レンタカーでオアフ島一周した」
…と言ったら「えぇ~っ!?」になります
なぜなら、オアフ島はどうガンバってもレンタカーでは一周できないのです
特に下の地図の●のカエナポイント (カエナ岬) へは道路が無く行くことが出来ません
道路が無いくらいですから The Bus でも、オプショナルツアーでも無理です、徒歩のみとなります
そう言う私もまだ行ったことはありません
いつか行きたいと思っている所です
ここカエナポイントはワイキキからは正反対の場所です
四角いオアフ島の左上になり、徒歩のみでしか行けないのです
だからでしょうか?「最果ての地」の名称がピッタリのところです
ハワイ州自然保護区
カエナポイントはオアフ島の最西端にあり、ハワイ諸島でも大変珍しい広大な砂丘があります
オアフ島に4ヶ所あるハワイ州自然保護区のひとつになっています
絶滅危機種の海鳥やハワイアン・モンクシール (アザラシ)が生息する自然保護区です
この自然保護区は絶滅の危機にあるミズナギドリやアホウドリなどの海鳥や、ハワイアン・フクロウなど10種以上の鳥、そしてハワイアン・モンクシールの生息地としても有名です
特に海鳥についてはハワイ諸島最大の生息地のひとつで、一般人は上陸できないハワイ北西諸島の自然体系の縮小版がカエナポイントとも言えるようです
本当の手つかずの自然なんですね
神話・伝説の宝庫
カエナポイントはまた、古来ハワイアンにとって文化的に重要な地域でもありました
灼熱の地で水が少なく大集落こそできませんでしたが、いくつかの住居跡や漁業の神のための祭壇跡などが見つかっています
過去に石切り場として使われたり、海塩の採取や漁のためにハワイアンが往来したことは確かなようです
なかでも有名なのが、その上からハワイアンの魂があの世に旅立つといわれる聖なる岩、レイナ・ア・カ・ウハネ
古代ハワイではあの世の入口と信じられていた伝説の岩で、死んだハワイアンの魂は岩の上から飛びたち、善良な魂は右へ、邪悪な魂は左へと分けられたという言い伝えがあります
そもそもその地名も、ふたつの神話にちなむものです
カエナとは、火山の女神ペレとともにタヒチからやって来てここに住み着いた従兄弟の名で、もうひとつはカウアイ島から投げられた岩が当たり、ここで死んだ酋長の名とする伝説もあります
カエナポイントへ行く
ここへ行くには、岬ですのでハレイワ側とマカハ側からの2コースあります
海を眺めながら歩けるハイキングコースで、高低差が少なく潮風に吹かれながらファミリーでも楽しめるトレイルのようです
ハレイワ側から行かれた方のレポートでは、往復2時間半で9.4Km
途中にはフェンスがありますが、この辺りに生息する海鳥やハワイ固有植物を犬、猫、マングースなどから守るためにハワイ州国土資源管理局が設置したもので鍵は掛かっていないようです
コースは日影が無く、初級トレイルとはいえ体力はかなり必要なようです
《参考資料:ハワイ州観光局アロハプログラム、ハワイ山歩き》
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