高架鉄道の目的
ハワイの高架鉄道、正式には「ホノルル高速鉄道輸送機構 (Honolulu Authority for Rapid Transportation=略称HART) 」と言います

ホノルルの西カポレイやエヴァ地区は新興住宅 (ベッドタウン) として開発が進み、それに伴うH-1の慢性的な交通渋滞解消のために本事業は計画されたました
そしてこれまで、数々の問題を乗り越えつつ今日まで来ました
西側エリアの一部においてレールとレールの幅(軌間)が狭いため、脱線など安全上のトラブルが起こる可能性の問題、また駅周辺の駐車場建設問題もありました
ルート短縮
2014年12月から始まった鉄道の建設は当初の予定より大幅に遅れ、…と言うよりもうとっくに開通していなければならないのですが、未だに多くの問題を抱えています
大きな問題点は、工事費の予算不足や用地買収の遅れが問題となっていました
今年3月にホノルル市長より、21駅の予定を19駅に短縮するというプランが発表されました
この計画によるとカカアコやアラモアナの駅は実現することなく、ダウンタウンとカカアコの境であるハレカウヴィラストリートとサウスストリートの駅が最終地点となるようです
そして、最終的な路線はイーストカポレイ駅からカカアコのシビックセンター駅までの19駅、18.75マイルと短縮されました
シビックセンターの“カアカウククイ駅”イメージ
©︎Honolulu Authority for Rapid Transportation
これでダウンタウンの終点は1.25マイル、2駅分短くなり、これにより総工費を約$91億に抑えられるとのことです
一部運行開始か?
ホノルル高速鉄道輸送機構 (HART) のCEOは、オアフ島内で建設が進んでいる鉄道システムについて、このほど今年末までには一部区間での運行を開始する可能性があると発表しました
現在の鉄道建設プロジェクトについて、日立製作所とテストを行っている最中で、州や市が今後の進行計画を承認したのち90日間の試運転が行われる予定で、7月ごろに試運転を開始し今年末までには鉄道システムの一部での運行を開始したいとしています
現在、高架鉄道の軌道は75%が完成しており、2022年末から2023年初めには、カポレイからアロハスタジアムまでの運行を始める予定です
なおルートが短縮された場合、2030年の鉄道利用客数は約84,000人 (平日) と予想され、アラモアナまで電車が走る場合は1日あたりの乗客は10万人以上と見込まれていました
《参考資料:Mirai Hawaii、Hawaii News Now》
何とか動き出しそうですね!
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